friendly love

「ココ。カットできるか?」

前にも同じように、ルウは僕にチャンスをくれた。

「やっぱ今日、熱っぽくて手元、自信なくてさ。オレ指名のお客さま以外、ココがカットしてくれたら助かるんだけど。どう?」

カット講習で、ルウが教えてくれたこと。

活かす時が来たんだ。

頑張らなきゃ。

期待に応えなきゃいけない。

それなのに。

「・・・無理そう・・・だな。あんまり嬉しくなさそう」

どうしていつも。

僕の気持ちは、ルウに伝わってしまうのだろう。

「ごめんなさい」

どうして僕は。

逃げてしまうのかな。

「結局、ココもあいつと一緒なのか・・・」

生まれ変わっても。

僕は僕のままなんだ。