friendly love

「ほんなら、最終ので帰るから、3時間後に新大阪な」

「弦さん、あざっす!!!」

サプライズのために、交通費も出してくださって。

「ほんとにありがとうございます」

「ええよ、ココちゃん。駅まで送ってもらいよ」

「はいっ!」

でも、あれ・・・?

「弦さんは?今から・・・」

「優しいなぁ、オレの心配してくれるん?ほら、オレもちょっと嫁さんらにサプライズや」

わぁ!

じゃあ、良かったのかな、僕ら。

「ほら、3時間なんてすぐやで。ほんならな!」

そう言って、美容室に入って行く弦さんも、なんだか嬉しそうな笑顔だった。

そして・・・。

「夢みたいだ」

振り向くと、僕の傍には。

「ココ、すごい可愛い」

僕よりも顔を紅く染めたルウが居て。

「オレ、ずっと」

こぼれそうなくらい微笑んで。

「会いたかった」

僕を確かめるように、歩み寄って。

「ココ、ありがとう」

僕はルウの声を、きみの腕の中で聞いた。