friendly love

「ふぅんー。で、今日は、どうするの?ココ」

「え?」

「今日、いつも通り、定休日でしょ?」

「あぁ、うん。そうだね」

「弦さんとお出かけかな?」

どうするんだろ。

今、ルウから電話をもらった僕の代わりに洗い物をしてくださってる。

ルウとゆっくり電話しなさいって・・・ほんとに僕、甘えさせてもらってるなぁ。

「ルウもオフ?」

「やー、それがさー、オレ、こっちの美容師界で有名になってるみたいでさー」

「わっ!すごいね、ルウ!」

「あ・・・ありがと。で、後輩指導っての?今日、ワークショップの講師するんだよ」

なんだか、ルウ・・・とっても嬉しそう。

電話の向こうできっと、誇らしい笑顔をしてる。

僕は、だからずっと。

ルウのことが憧れなんだよ。

「ありがとう・・・僕と一緒にお仕事してくれて」

「ココ・・・?」

「僕、技術的に、まだまだだから」

「・・・ココは・・・。ココだけのカットができるよ。ほら、前は、ごめんって言ってた。でも今は、ありがとうって言える。状況や感情を受け入れて大切にする。技術よりも大切なココのカットだ」

僕、今・・・。

「ルウ・・・。ありがとう・・・」

ルウに、生きる一歩をもらった。