「・・・もしもし?ルウ?」

「おっ!コーコちゃん、元気ー?」

「え?昨日、電話したとこでしょ?」

「いーじゃん、別に。ね、ココ?」

「もー。元気だよ、僕は」

「・・・うん。そっか・・・良かった!」

どうして、ルウはいつも。

「今日はどうだった?いっぱいお客さんと喋れた?」

「うん!音楽の話、いっぱいしてくださった方がいて。ライブ?コンサートみたいなの、すきなんだって」

「おぉ、そーかぁ!ライブかぁ。オレらも何か行ってみるか?」

「わぁ!ほんと!?」

どうして、僕のことを。

いつも見ていてくれるのだろう。

「・・・なぁ、ココ」

「ん?」

「今、何してたの?」

「え?お風呂、入ってた」

・・・あ・・・。

しまった・・・!

「ほほほ!甘い香りが〜!やだなぁ、ココ、そんなセクシーなことを」

「ルウ!?」

「ダメだ、早く帰りたい、我慢できない」

「ルウのエッチ!」

「やぁ、ダメよ、ココちゃん、そんなこと言わないの」

ダメだ・・・スイッチ入れちゃった。

「もー!ルウ、帰ってくんなー!」

僕はルウと別居中。

それには訳があるんです。