聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



「では、もう1つだけ教えて下さい」


「ん?……何を?」


「悪魔の妃になる方法は分かりました。では、あなたの……。天使の妃になるにはどうしたら?」


「それは………」


「隠さずに話して下さい」


彼女は無理に笑顔を作ってみせる。


「本来なら神界の神殿で儀式を行うのだが、人間界ではその儀式出来ないんだ」


「はい」


「君が……心の底から俺の事を想い……」


「………」


「身も心も俺へ捧げようと……想った時に……」


「………」


彼女はコクリと小さく頷く。


「この……」


「えっ!?」


俺は彼女の目の前で聖神剣を出現させた。


急に現れた剣に驚いている。


ムリも無い。


白銀に輝く鋭利な剣なのだから…。


彼女は聖神剣をジッと見つめて。