どのくらいの時間が経ったのだろう。
彼女は額を離し、小さく息を吐いた。
「ありがとう」
そう言って、ベンチへと戻った。
カバンの中に入っている携帯を取り出し少し弄っている。
大きな画面を指先で撫でて操作をしているようだった。
「けーすけ。おいで」
彼女は俺を呼ぶ。
呼ばれた俺は、彼女のすぐ隣に座る。
彼女の手のひらの上にある携帯の画面は、あいつの電話番号などが映し出されていた。
あいつの隣で笑う彼女の写真も一緒に。
「見てて」
彼女はそう言って、携帯の画面を指で撫でた。
画面には
【このメモリを削除しますか?】
と映し出されていた。
彼女なりの恋の終わらせ方なのだろう。
彼女は額を離し、小さく息を吐いた。
「ありがとう」
そう言って、ベンチへと戻った。
カバンの中に入っている携帯を取り出し少し弄っている。
大きな画面を指先で撫でて操作をしているようだった。
「けーすけ。おいで」
彼女は俺を呼ぶ。
呼ばれた俺は、彼女のすぐ隣に座る。
彼女の手のひらの上にある携帯の画面は、あいつの電話番号などが映し出されていた。
あいつの隣で笑う彼女の写真も一緒に。
「見てて」
彼女はそう言って、携帯の画面を指で撫でた。
画面には
【このメモリを削除しますか?】
と映し出されていた。
彼女なりの恋の終わらせ方なのだろう。


