私の援交を知る尭耶さんの目は疑り深かった。




二人がけの食卓のテーブル。

向かい合わせになってハヤシライスを食べる。



「尭耶さんはどうして…クリスチャンに?」



「…別に…たまたま…友人がクリスチャンで無理やり…勧誘されただけだ」



「そっか…」



「…君の花魁の記憶を陰陽師に訊こうと思うんだが…どう?」



「陰陽師??」



「俺が吉原に縁を持ち、前世が花魁だと言う君に出会ったのは偶然には思えない」



「尭耶さんは吉原で何をするの?」



「新しい店を開くんだ…」



「店?」



遊郭とかじゃないよね…



「風俗店だ…」