俺はケルブからもらった本を読み、魔法陣を勉強していた。



魔法陣の基本の形は星印とし、唱える詠唱によって刻まれる文字が違い、発動する魔法も違う。




しかし、この星の印は見たコトがある・・・




「何だ…尭耶お前…起きてたのか…」




小笠原が口許を血で汚し、戻ってきた。



「どうしたんだ?口許が血で汚れているぞ」



「…ケルブの血を吸ったからな…」




「!?ケルブの血を!?」



「お前…何を読んでいる?」



「ケルブから貰った本だ。天使の魔法陣のコトが記されている」




「貸せ」



小笠原が読んでいた本を奪い、パラパラと目を通す。




「…やはり…晴明様は天使か・・・この星の印が証拠だな」