「!?」



この時間帯なら、スムーズに走っていけるのに大渋滞が起きていた。




「!!?」



舗道を歩く人々は血相を変えて、皆、走っていた。




「一体…何が起こったんだ?」



俺は渋滞の列から外れ、舗道と道路の段差のそばに駐車した。



只ならぬ雰囲気に、胸を騒がせて、運転席から降りた。




必死に逃げるサラリーマン風の男性を捕まえ、逃げる理由を訊いた。





「六本木のクラブで突然、数人が暴れ出して、凄い勢いで数が増えているんだ」