「何?いやなの?」
「そういうわけじゃないですけど……」
「そんなに怖がらなくても、大丈夫だって。うそうそ」
嘘ですか?
いやいや。
さっきの顔は、結構本気でしたよ、先輩。
「引退セレモニー、頑張ろうな!俺達の集大成、見せてやろうぜ!」
と親指を立てた。
先輩は、そう言うと、ドアを開けて出て行ってしまった。
キスは?
やっぱり嘘だったのでしょうか。
心の準備ができていなかったけど、期待していた自分に気付いて恥ずかしくなった。
なんだかガッカリしている私。
いやん。
エッチね、私ったら。
こうして、速水先輩からたくさんの愛情をもらい、準備を頑張った。

