「さ~たけっ!!」
部室で資料を広げていると、速水先輩が現れました。
しかも、めちゃめちゃ素敵な笑顔で。
コンクールが終わってからの速水先輩は、とても穏やかな表情なんですよ。
それがまたかっこよくて。
肩の力が抜けたって感じで。
かっこいいんですよね、本当に。
「頑張ってるお前見てると、もっと好きになるよ」
「え?」
「ん?何?」
平然とした顔で、よくそんな甘い言葉が言えますね。
まじで、すごいですよ。
「頑張ります……」
照れ隠しに、目をそらす私に。
「何?照れたの?」
なんて顔を近付けてくる先輩。
「引退セレモニーの後、この場所で待ち合わせしよう。一緒にお祭り行きたかったけど、誰かに見られるとみいも辛いだろう。ここでふたりで過ごさない?」
嬉しすぎる提案でした。

