先輩の愛で溶けちゃう -夏休み短編-







「さ~たけっ!!」




部室で資料を広げていると、速水先輩が現れました。




しかも、めちゃめちゃ素敵な笑顔で。




コンクールが終わってからの速水先輩は、とても穏やかな表情なんですよ。



それがまたかっこよくて。


肩の力が抜けたって感じで。


かっこいいんですよね、本当に。






「頑張ってるお前見てると、もっと好きになるよ」




「え?」



「ん?何?」





平然とした顔で、よくそんな甘い言葉が言えますね。



まじで、すごいですよ。






「頑張ります……」




照れ隠しに、目をそらす私に。





「何?照れたの?」




なんて顔を近付けてくる先輩。






「引退セレモニーの後、この場所で待ち合わせしよう。一緒にお祭り行きたかったけど、誰かに見られるとみいも辛いだろう。ここでふたりで過ごさない?」





嬉しすぎる提案でした。