「佐武、お前が見本見せてやれ」 トランペットを磨いているといきなり声をかけられる。 もちろん、ドS先輩に・・・・・・ 「へ?」 「お前、先輩だろーが」 ドS先輩は、私が優等生でないことを知っているのにそんないじわるを言う。 しかも、1年生は、速水先輩に教えて欲しいのに~って顔をしていた。 こんな場面に遭遇したから、翌日からは少しゆっくり部活に行くことにした。 みんなの先輩だってわかっているつもりですけど、やっぱり見ているのは辛いものです。