こいつぅ…本当にぶん殴る! 「…離しゃいいんだろ?」 翼が、ふくれっ面をした。 「おい、入江。早く戻ってこいよ?待ってるから」 顔が赤くなる。 「バッ、待たなくていいんだから!」 「素直じゃねェ奴」 翼は、そう言って、私の鼻を突くと保健室を出て行った。 ホンット、最悪なんだから!!! 私は、布団に潜った。 目を閉じても、アイツの顔が浮かぶ。 これが、噂に聞く恋煩い? 私、恋なんて初めてだから、いまいち、そういうのわからない。 でも、アイツが私の初恋の人だっていうのは、よくわかった。