俺は玉川さんを見る。 うん、美人。 だが、重要なのはそこではない。 「…俺より高い…」 身長が、玉川さんのが高い。 「元気だせ、和樹!」 背中をバシッと叩かれた。 そりゃあ、背が高い智にはこの気持ちわからないよな。 智と玉川さんが歩き出したから、並んで歩こうとしたら、後ろから服を掴まれた。 「空気読め、馬鹿野郎」