気がついた時には試合は終わっていた。 ファイナルゲームの7対5。 それが結果。 どっちが勝ったかって? 「雪乃!」 呑気に歩いて来る和樹に決まってる。 ジャッチペーパーを本部に届け、汗を拭きながら歩いて来る姿がとてつもなくかっこいい。 「…おめでと」 小さくしか言えなかった。 気持ちがいっぱいいっぱいでそれしか言えない。