生きる希望【短】


「アンタ…入院したらどうだい?」


おばあちゃんのその一言で、あたしは入院を決意した。


入院手続きをして、案内された場所は、3人部屋。


あたしの他に、1人が入院してるらしい。


あたしの場所は、窓側。


外を見ても面白いものはないな。


ポケットに忍び込ませてたカッターを持って、寝ながら左手首を切った。


「…何してんの?」

頭の上から降ってくる声。

あたしは上を見上げた。

「アンタ、誰?」