たまにこの手紙を読むけど、やっぱり繊細に覚えてる。


昔のあたしと…遼太のことも全部…。



「未来ー!!遅刻するわよ!?」


「はーい!!」



おばあちゃんが亡くなって、あたしはお母さんと暮らしている。


それからは何にもなくて、普通に過ごしてる。


「友達きてるわよ!?」


「あ、忘れ物!!」


部屋に戻り、“あるモノ”を身につけた。


…手紙の中に入ってた、1つのネックレス…。






『P.S. 未来へのプレゼント!!まぁ、もとは俺のだけどな(笑)』