生きる希望【短】


「じゃあ…相田さんから一言…」

「…は?」


ボーっとして聞いてなかったけど…一言って、何?


コイツらに何を言えって言うんだか…

…いや、最後に言いたいこと言えばいいのか。


あたしは教卓の前に立った。

一人一人、睨んでみる。


睨み返す人もいれば…怯えた表情の人もいる…。
哀れなヤツもいるもんだな。
それは自業自得か。

こんなヤツいたっけ?
覚えてないや。


全員を見てから、あたしは口を開いた。