「なっ。お前さ、本気で死にたいん?」


「…はっ?」


「夜、ずっと死にたい死にたいって聞こえてさ…。そのお陰で寝不足だ(笑)」


あたし…そんなこと言ってたんだ…。


「な、死にたい…のか?」


まっすぐに、あたしはアイツの目を見た。


よく見なかったけど、顔もすごい整ってて…

ビー玉みたいな…吸い込まれそうな瞳…。


「あたし…」


…ダメだ。
何言ってんだ、あたし。


「未来っ!!」


ビクッ……