翌朝、あたしはいつもより早起きをして家を飛び出した。 向かった先は、学校の図書室。 『Alice in Wonderland』の日本語版がないか探しに来た。 「アリス……、あった!!」 手に取ったその本には、『不思議の国のアリス』と書かれていた。 さすが旧図書室と言うべきか、その本は埃が被っていて、紙が少し黄ばんでいた。