「やだっ…」 あたしは魔女なんかじゃない。 そう言っても信じてはもらえないだろう。 男の腕を噛んで、逃げ出した。 「追いかけろ!!」 その声を後ろに、追いかけてくる人たち。 靴が靴だし、今日はいろいろありすぎて体力が残ってない。 かなり長いこと走ったような気がしたけど、まだ追いかけてくる。 「っはぁ……」 もう、限界… 走るのをやめようとしたとき、体が宙に浮いた。