あれからしばらくして、涙は止まった。 それを確認したルイは、何も言わず手を繋いでくれて、部屋まで送ってくれた。 そして、今まで聞いたことのない優しい声で 「おやすみ」 と言った。 それを聞いて嬉しくなった。 でも、もう少しだけ、 傍にいてほしいと思った。