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「 うー...
はよー、母ちゃん... 」

「 おはよー。
早くご飯食べちゃいなさい 」

「 ん 」


朝、起きて朝食を食べる。



「 にしても...なんでアンタ髪黒色に染めたの?
お母さん、いきなりでビックリしちゃったわ 」

「 黒色にしたら駄目だった? 」

「まさか!お母さん、金髪は反対だったからね。
今のほうが格好良いわよ 」

「 褒めても何もでねーぞ 」


俺は中学生の時、母親に暴力をしていた。

気に入らないことがあったら、暴力で解決していた。

そんなことをしていた俺に、母ちゃんは何も言ってこなかった。


…今では、そんなことは1つもない。

何せ、梨乃という大切な存在がいるから..



「 翔太、もしかして彼女でもいるの? 」

「 なんで? 」

「 中学校の時、そんな話をしてたじゃない。
今はいるの? 」

「 …いたらどうする? 」

「 そしたら、大賛成よ 」

「 …いるよ 」

「 あらあらっ
今度、家に連れてきなさいよ 」

「 そのうちな 」


母ちゃんと、くだらない話をして俺は家を出た。




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