「浮気?」 「……かな。私もそんな気がするわ。」 重くなったんだろうか。麗奈さんは少し重い。数時間いる俺が重いと感じるのだから重いに決まってる。 料理が運ばれ、食べている最中もずっと旦那の話をしていた。 「捨てられるのかな。」「魅力的じゃないのかしら。」「どうしたらいいの?」 とか。 「ごちそうさま。凄く美味しかった。」 「よかった。」 微笑み、彼女は… 「2007号室。一番いい部屋をとったの。」 そして俺達は部屋へ向かった。