大好き

う~んと唸りながら、

「きっとさ、樹莉ちゃんは、
龍希が好きなんじゃない?
妹として見られているってわかったから
辛いんじゃないのかな?」っていった。


樹莉が俺を好き?そんな訳無い…

「?」
美菜子は俺をジッと見つめてる。


俺は、「どうした?」って聞くと、
美菜子は、「龍希は、樹莉ちゃんがすきなの?」
と聞いて来た。

俺はあらかじめ、話をするために場所を変えていた為、

この場所は人気が無く…
今は二人きり。

「俺は美菜子だけが好きだぜ?
俺は美菜子が大好きだ」
っていうと、

美菜子は頬を赤らめて、「ありがと…」
そう小さく呟いた。

その顔がとっても、可愛くて・・・ 


俺は、美菜子にキスをしていた。