「今から家行くね」

「でも…学校…」

「ちえが最優先」


そこで電話は切れた。



止めようと思っても止まらない涙。

いつからこんなに涙もろくなったんだろう…


咲羅からの電話が切れて30分くらいかな…



「ピンポーン」



インターホンがなった。
もちろん咲羅だ。