「ハバキ……?」

 ハバキは剣を鞘におさめると脇へおいて、しとねにごろりと横になった。

「今度ひとりでしのんできたら、夜這いだと思うからな」

「わかった」

 姫夜はくすりと笑み、立ち上がった。