ハバキはにやりとした。
ヤギラが干したアワビをあぶったものを運んできた。一歩、部屋にふみこんで、姫夜の美しさに打たれたように目を伏せた。
「まだ起きていたのか?」
「はい。お役に立ちたく……。何をお持ちいたしましょうか」
ヤギラは真っ赤になって云った。
ヤギラが干したアワビをあぶったものを運んできた。一歩、部屋にふみこんで、姫夜の美しさに打たれたように目を伏せた。
「まだ起きていたのか?」
「はい。お役に立ちたく……。何をお持ちいたしましょうか」
ヤギラは真っ赤になって云った。
