禍津姫戦記

 館には、ますます多くの武器をつくるもの、馬をあきなうもの、見慣れぬものたちが出入りするようになっていた。
 そこここにかげろうが立つように、立ち働く者たちのざわめきと熱気が溢れている。
 姫夜は厨の前を通りかけ、ふと足を止めて、おそるおそるなかをのぞいてみた。