禍津姫戦記

 姫夜は恐怖に全身を貫かれて体をこわばらせた。

「このまま俺に殺されても、それさえもおのれのさだめと受け入れるつもりか? おまえはモモソヒメを倒す日、俺の隣にいるのではないのか――!」

 ハバキは刀を投げ捨て両手で肩をつかんで、激しく姫夜の体をゆさぶった。
 姫夜のからだはなすがままに、がくがくと揺さぶられた。