禍津姫戦記

(神司が醜態をさらすわけにはゆかぬ)

 と、ひたすら目をふせてハバキたちの話に耳をかたむけていた。
 ハバキは自分は語り部ではないがといいつつ、敵味方の戦いぶりや戦場のありさまを絵に描くように生き生きと語って聞かせていた。