二人が人々からよく見えるよう、そのまま手すりのそばまで進み出ると、さらに大きな歓声がわき起こった。 「カツラギ王、万歳!」 「千代に栄えあれ」 「千秋万歳」 ハバキは群衆にむかって高く手をあげ、笑顔をみせた。 「心配はいらぬと云っただろう。さあ、言祝ぎを」