「それでもかまわぬ。蛇神は今宵、そこに現れる」 姫夜は食いしばった歯のあいだから答えた。 迷っているひまはない。今おのれにできることをしなければ、後で一生後悔する。そんな思いが胸に突き上げてくるのを姫夜は痛いほど感じていた。