禍津姫戦記

     *

「何だ。あれではいくさ場になど到底出られぬな」

 カリハはあきれたように肩をすくめた。

「神につかえるものだ。俺たちとは違う」

 カリハのことばにハバキはさらりといいかえした。
 クラトがやってきて、律儀に叩頭した。

「すべて姫夜の指示通りにしたか」