あの空の音を、君に。




「ねぇねぇ」



私がミートボールを箸でつかんだら、里麻がさっきと同じ声のトーンで話しかけてきた。


里麻は確か、我が家のお弁当に必ず入るミートボールが好きだったはず。


私がミートボールを里麻のお弁当に入れるために腕を動かそうとしたときだった。



「岡村伊月くんってどんな人?」



急な、予想外の質問だった。

危うく落としそうになったミートボールを自分のお弁当箱に戻し、里麻と向き合った。



「な、なんで急に?」

「別にー。特に理由はないんだけど」



そういっていたずらをした子供に負けないくらい無邪気な笑顔になる里麻。