里麻はそれだけ言うと、私の真横を通り過ぎて行った。 私は、かたまったボンドのようにその場から動けなくなった。 『流星が、帰ってくるよ』 そんなわけない。 あいつが、帰ってくるわけないじゃん。 私に何も言わずに消えたあいつが、のこのこと帰ってくるはずがないじゃん。 里麻の言葉を否定しまくっていた自分自身の体が正常に動き出したのは、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴ってからだった。 そしてその翌日。 里麻の言葉が現実となった。