横顔。


 綺麗な顔…。

 寝顔なのに、その顔は美しくて、
 あたしは目が離せなかった。

「あ~、こいつ?」
 元樹が話し出した時、
 長いまつげが微かに動き、
 先輩の目が、あたしをとらえた。

 あたしの全てを見透かしたようなその目に、
 あたしは吸い込まれていった。

 止まることを知らない鼓動。
 ただただ加速し続け、苦しさを増す。