空に届くように

* * * * *


「えー、とゆうことで、誰か代わりに行ってくれないか?」

今日、愛実が風邪を引いて休んだ。
タイミング悪く、今日は愛実の所属している保健委員会の会議があって、
愛実の代わりに委員会に出る人を決めている最中。

「…じゃあ、私行きます」

放課後のチャイムが鳴った後、会議室に向かう。

「あ、結構みんないる…」

「ほら早く座れ~」

って言われても…
結構席埋まっちゃってるんですけどー…

「ここあいてるよ!座る?」

ふいに話しかけてきたのは…

美奈ちゃん…。

「あ、うん。ありがとう」

「全員座れたか~?」

先生が全体を見回して、全員座ったのを確認して
出席を取り始めた。

「あ」

「どうしたの?」

美奈ちゃんが急に声を上げた。

「ペンポ教室に置いてきちゃった…」

「え、貸してあげるよ~」

優しさ!優しさ!

「ほんと?ありがと~」

わー。
にっこにこだあ。めっちゃ可愛い。



「じゃあ、ここまで」

「ありがとうございました~」

思ったより難しい内容だったなあ
私には無理だな、委員会とか…
ははは。

「疲れちゃったね~」

「そうだね~」

「ねえ、家の方向あっち?」

「う、うん」