空に届くように

* * * * *

「はあー」

さっきからため息しかでない。
愛満の気持ちが知りたいよ…

そのとき。

ガラガラッ

教室の後ろのドアが開いた。

「…愛満」

さっきのこともあるし…
気まずいな。

とか思ってたらこっちに近づいてきた。

「刹那」

さっきと雰囲気違うな。
なんだろう。

「?」

「あのね、私…」

少しためらってから続けた。

「私、刹那にずっと嫉妬してたの。それでなんとなく刹那のこと避けてた。でも今は違うの」

「え?」

「私、もう忘れたの!大丈夫なの!」

「…はい!?」

「んーとだからあ!…私、刹那大好きだからッ!」

「えー!」

「うまく言えないのーッ!」

顔を真っ赤にして笑う愛満はすっごく可愛いなって思った。

「…わかったわかった!ありがとう」

私が笑うと愛満も私に笑い返してくれた。

よかった。

このまま愛満が離れて行っちゃうんじゃないかって
すごく不安だった。

嫉妬なんて誰だってするよ。
愛満は悪くないよ。
今までずっと悩んでたの?

もー。愛満らしいなあ。

「もう、ためこむのやめてよ?」

「刹那…」

あっという間に愛満が泣き出して、ぎゅーってしてあげたら余計に。

私も大好きだよ。