空に届くように


「名前!聞いてもいいかな」

こんなに緊張したの始めて。

ドキドキが早まる。

「真田 優也」

『さなだ ゆうや』それだけが

たったその言葉だけが孤立して私の耳に届いた。

あの声で。

そして響いた。

「それじゃあ」

「えーッ!!なになになに??」

「へっ!?」

私に押しかけてくる栄倉 美優(エイクラ ミウ)。

「どうゆう関係なのお?」

私、美優ちょっと苦手…

「えっと」

「まあまあいいじゃん」

愛満が気づいてくれたのか、フォローしてくれた。

「いこいこ」

「お腹もすいてきた~」


やっと聞けた名前。

さなだ ゆうや 

かあ…

どんな人なんだろう。

でも、なんであの声に覚えがあったんだろう…?


難しいことを考えるのはやめよう。

今は。