side HARUTO
「危ないッ!!!」
その声で俺は後ろに振り返った
キキキキキーーッ
「キャぁーーー」
その場は悲鳴に包まれた。
それは、
俺の彼女が…
車にひかれて、、
「ま…りん?」
「うそ…」
隣にいる女は顔が真っ青になっていた
でも今そんな事にはかまっていられない。
俺は麻凛のところに一目散に駆け寄った。
そこは血の海で
「麻凛?麻凛!!麻凛!」
そのときの俺は冷静さを失っていて
麻凛の肩を揺さぶる事しかできなかった
「ちょっ止めなよ!揺さぶっちゃダメだよ」
さっきの女が止めてくるけどそんな言葉耳に入らない。
「麻凛!おいっ起きろよッ」
~~ピー
「あっ救急車きたっぽいよ」
そんな声が聞こえても俺は揺さぶり続けた
「麻凛ッ!」
「おい君ッ何やってるんだ!」
そういって救急隊員のひとは俺をマリンから引き剥がした。


