いや、ホント覚えてない。


こんなイケメンと付き合った記憶なんてこれっぽっちもない。


もしかして、ほんとに私記憶喪失?


「ごめんね。ホント。なんでみんなの事覚えてるのに、、」


「いや、また来る」



「うん。ありがと。バイバイ」


「じゃあな」


出て行くときの男の子の顔はどこか泣きそうな顔だった