葉月はボール渡しを
していた
この仕事が陽気の
一番近くにいれる
仕事だったから




「1!2!3!」



そういいながら葉月は
ボール渡しをする




先生やっぱカッコいいな
先生なんかいい香りするし
ボール渡してると先生と
手が触れ合う




「今、葉月が一瞬見えなかった。
 小さいから見えなかった」




陽気は笑いながら葉月にいう
葉月もそれを聞いて笑う




「先生、酷いですよ」




「なんでや」




陽気は笑っている
葉月はこの笑顔が
一番好きだった




「はい!休憩」




「はい!」




陽気の休憩の声で
皆が水分を取りにいく




「あ、葉月!」




「はい!」




「保健室から俺のタオル持ってきて」




「はぃ」