「話してるとこ悪いけど、決まったぞ」


そういや、席近いんだった。


聞こえてなければいいが…。


まぁ、この様子なら聞こえてないだろうな。


「あ、ほ、本当だ…///」


まだ真ッ赤だし、どもってるし。


それだとバレるだろ…。


「翼と姫華は200と1500な?優歌は100と200だって」


バレてねぇ!


そうだった、こいつもバカだった…。


「っと…言い忘れてたが、明日が体育祭だから」


そう言うと達也さんは逃げるように教室を出ていった。


そして…。


「「ハアァァァァァァァァァァ!?」」


教室には俺達の叫びが響いたのだった。