あなただけ〈短編〉





修斗side





男は立ち去っていった





目の前の女は力なくしゃがみこんだ





「おいっ…大丈夫か!?」



と触れようとしたら





「触らないで!!」





はっ…としたようにその女は





「っ…ごめんなさい!!大丈夫です!!ありがとうございました」





と言いおぼついた足取りで走っていった





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