俺は高校2年生の尾崎零。



今日もいつもうるさい幼稚園から
腐れ縁の春川斗真(はるかわとうま)と
授業をサボりに屋上に来た。



重いドアを開けると

「うぅ~気持ちぃーーー」と
斗真が言った。



ここは意外に人が来なくて眺めもいいから
俺と斗真がよく来るお気に入りの場所だ。



しかし・・・

「うぇーん...えふッえふ梨子ちゃーーん」と



屋上の隅の方から女の子の泣き声がした。