あたしは千影くんに従って、適当に食料を買って、
彼の家へともに向かった。
長島くんの言うカフェにはもう、行く気がしない。
長島くんのせいで、あんな怖い目にあったんだ。
多少の無礼は許されるだろう。
「お邪魔します……わぁ」
「どうかした?」
「お庭が、綺麗になってる!」
何日かぶりに来た千影くんの家は、
モッサリしていた庭の雑草がスッキリなくなっていた。
家本体に絡まる蔦はそのままだけど……。
「ああ、うん。
こうすれば、人がいるってわかるかなと思って」
「まだ、がきんちょたち来るの?」
「来るよ。
今度はホームレスが勝手に住んでるって噂になってるらしい」
千影くんは笑って、あたしをおいでおいでと手招きした。



