「もしかして、あたしのため……?」
見上げて首をかしげると。
涼介は、何かこみ上げたように、うっとうなった。
「ち、ちげーよ、バーカ。
決して、親切とかじゃねぇからな!」
そう言う顔は、ほんのり赤い。
「なんというツンデレ……
ありがとう、涼介」
「うっせー。病人は寝ろや」
涼介は逃げるように教室に入ってしまった。
あたしは無理やり渡されたパンと、イチゴオレと栄養ドリンクを持って。
裏庭に、向かった。
せっかくだし、のんびりできるところで食べよう。
全然なかった食欲は、涼介のおかげで少し復活してきていた。



