神様。 今この人は、何て言ったの? 「────ちぃ……」 「どうするの、ひなた」 あたしの体を差し出せと、そう要求してるの? そうしたら、もう他の人に危害は加えない。 それが本当ならば、あたしはそうするべきなんだろうか。 拒否すれば、今度は…… 「愛しの涼介くん。 彼がどうなってもいいわけ?」 一瞬頭に浮かんだ人の名前を呼ばれ、背筋がびくりと震えた。 間違いない。 拒否すれば、今度は涼介が傷つけられる。 でも────。