「ちぃは、大丈夫なの?」 『…………』 「その闇とやらは、ちぃには被害を及ぼさないの?」 『…………』 「答えてくれないなら」 あたしが、あなたに服従する義務は、ない。 あたしは制服のまま、ケータイと財布だけをつかんで外へ出た。 家のドアを閉める瞬間…… 悲しそうな幽霊の顔が、泣いているように見えた。